2016年公開映画「十字架」のあらすじ紹介

映画「十字架」

映画「十字架」

「14歳で、僕たちは彼の思いを背負った」

2016年の公開の日本映画。

直木賞や山本周五郎賞など、数々の賞を受賞してきた人気作家・重松清のベストセラー小説を映画化した。
主人公の真田祐を「パッチギ!」「パレード」の小出恵介。

中川小百合を「風のダドゥ」「火花」「イニシエーション・ラブ」の木村文乃が演じた。
監督は「地雷を踏んだらサヨウナラ」「長州ファイブ」「アダン」の五十嵐匠。

中学2年生でいじめが原因で自殺したクラスメイト・藤井俊介の遺書で名指しされた男女が、20年間に渡り十字架を背負って生きていく物語。

クラス内でいじめを受けていた中学生・藤井俊介は、遺書を残して自宅の庭にある柿の木で首を吊って自殺する。
残された遺書にはいじめ加害者への「永遠に許さない」という恨みの言葉。
他に、幼なじみ・真田祐への「親友になってくれてありがとう」という感謝の言葉と「迷惑をおかけして、ごめんなさい。誕生日おめでとうございます、幸せになってください」と、その日が誕生日の中川小百合を祝う言葉が記されていた。


遺書に「親友」と書かれていたものの親しい関係ではなく、いじめを傍観していたことに負い目を感じ、大人へと成長した主人公。

いじめから息子を守れなかったことを後悔し、まわりの人間を恨むばかりの親。

一人の男子生徒の自殺で十字架を背負うことになった 登場人物の心情、命の重み、いじめの重大さについて深く考えさせられる物語。
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