映画だけでなく、本やゲームなどにもなった有名な映画である南極物語は、実際に起こった実話を元にして作られており、公開からすでに30年以上経った今でも人気のある作品です。どのような物語なのでしょうか。

 

「南極物語」とは

 

南極物語は、今から約35年前1983年に公開された、南極観測隊と観測隊に随行した犬ぞり犬たちの物語です。主演は、今は亡き昭和の大スター高倉健氏。

 

その後、ハリウッドでもリメイクされた名作でもあります。北極と南極でのロケを行い、約3年もの歳月をかけて作り上げられた力作です。

 

あらすじ

 

南極観測隊と15頭の犬たちは第一次越冬隊として宗谷号で南極に渡り、過酷な任務にあたっていました。

 

任務完了を経て、第二次越冬隊に任務を引き継ぐ予定となっていましたが、第二次越冬隊の到着を待たず、第一次越冬隊は撤収を命じられます。タロとジロを含む15頭の犬を残して。

 

犬を置いたままの撤収を命じられ、さらに第二次越冬隊がすぐに到着すると思っていた隊員たちは数日分の餌を置き、首輪をつないだまま南極を後にします。

 

しかし、第二次越冬隊は荒ぶる氷河と悪天候のため、南極へ近づくことができませんでした。こうして、15頭の犬たちは南極に取り残されることになります。

 

首輪につながれたまま餓死する犬、首輪は抜けられたがシャチに襲われる犬、空腹のため魚を捕ろうとして極寒の海に落ちてしまう犬など、さまざまな原因によって命を落としてしまいます。

 

そんな中、第三次越冬隊として約1年ぶりに主人公が南極へ渡ります。もう犬たちには会えないと思っていた主人公の前に、2頭の犬らしき影が・・・。

 

他にもいたとされる生存犬

 

この南極物語は、実際に起こった実話をもとに製作された映画です。映画には描かれていなかったのですが、実はタロとジロ以外にも生存犬がいたということが分かっています。

 

タロとジロ守った?「南極物語」に“第3の生存犬” 元越冬隊60年目の証言」(西日本新聞より)

 

この犬の名前は「リキ」。昭和基地のそばでその死骸が見つかったそうです。タロとジロよりもずっと年上の7歳の最年長犬で、タロとジロの面倒を良く見ていたといいます。

 

元隊員の北村さんの証言

 

「リキは鎖から逃れた他の5匹の犬と同様、どこにでも行けた。しかし自力では食料を得られそうにない幼いタロとジロを見捨てて逃げることができず、一緒に基地に残ったのではないか」

 

「若いタロ、ジロと違い7歳の最年長だったリキは徐々に体力を失い、力尽きてしまったのだろう」

 

南極物語を鑑賞する時は、このリキの存在も忘れないようにしたいですね。